従業員ストで新スタッフ集め営業再開した佐野SA「店内はパニック」、テレ朝報道に批判の声も

従業員ストで新スタッフ集め営業再開した佐野SA「店内はパニック」、テレ朝報道に批判の声も

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東北自動車道「佐野サービスエリア(上り)」の従業員が8月11日、運営会社ケイセイ・フーズの岸敏夫社長に対し、解雇された部長と支配人の復職と経営陣の退陣を求め、ストライキを敢行。16日には、新スタッフを動員し営業が再開されましたが、スタッフが対応できずパニック状態になっていると報告されています。

佐野SAで従業員スト、運営会社が新スタッフで営業再開も「店内はパニック」

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東北自動車道「佐野サービスエリア(上り)」の従業員が8月11日、運営会社ケイセイ・フーズの岸敏夫社長に対し、解雇された部長と支配人の復職と経営陣の退陣を求め、ストライキを敢行。

佐野SAには従業員から以下のような掲示がされ、Twitterでは「もはや廃墟だ」などと注目されていました。

佐野SA上り運営会社ケイセイフーズ岸敏夫社長の経営方針にはついていけません。これは従業員と取引先のみなさんの総意です。

解雇された部長と支配人の復職と、経営陣の退陣を求めます。

ヤフーニュースで『佐野サービスエリア』と検索してください。なぜこうなったのか、このフライデーデジタルの記事に、ほぼ事実が書かれています。

ケイセイ・フーズ 従業員一同

フライデーデジタルによると、ケイセイ・フーズが倒産危機にあると情報がながれ、一部業者が納品を中止。業者間で情報が広まり、納品停止する業者が相次いだとのこと。商品が消えたことでNEXCO東日本から契約解除される恐れがあり、即金で支払うことで納品が再開。「しかし経営危機が解消されたわけではない」と報じられていました。

東北道 佐野SAの運営会社が倒産危機で棚が空っぽの異常事態 | FRIDAYデジタル

ケイセイ・フーズは8月16日、新たなスタッフでショッピングコーナーとフードコートの営業を再開。フードコートでは名物「佐野ラーメン」のみが販売されていました。

しかし、新スタッフで問題なく営業ができているわけではなく、Twitterでは「ラーメン出てくるのに40分」「土産売り場の大量のレジ、支払いが現金のみで地獄の様相でした」といった報告が再び話題に。

8月20日放送の「バイキング」(フジテレビ)では、新スタッフは日雇いや関連会社が急遽対応しているため、券売機の故障や大量の注文をさばききれない様子が伝えられていました。

パニック状態になっていることを受け、Twitterでは「そりゃそうだよね」「スト破りのつけだ」などといった声が多数寄せられていました。

スト破りを「名物ラーメン復活」と報じたテレビ朝日に批判の声も

従業員のストライキに対し、外部から従業員を就業させる「スト破り」を敢行し、営業を再開したケイセイ・フーズ。テレビ朝日が「佐野SA再開 新たなスタッフ集め名物ラーメンも復活」と報じたことに批判の声もあがっています。