「WWDC23」まとめ。Apple Vison Pro、15インチ MacBook Air、新型Mac Pro、iOS 17など

「WWDC23」まとめ。Apple Vison Pro、15インチ MacBook Air、新型Mac Pro、iOS 17など

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Appleは6月6日(日本時間)に開発者向けのイベント「WWDC23」を開催しました。事前の噂どおり、次期OSに加え、15インチ MacBook Airや、Appleシリコンを搭載したMac Pro、そして新しいデバイスとなるヘッドセット「Apple Vison Pro」が発表されました。

WWDC 2023 — June 5 | Apple

Appleが世界開発者会議(WWDC23)を開催し、iOSやmacOSの次期バージョンの発表に加え、新型の15インチ MacBook AirやMac Studio、Mac Proを発表しました。

期待されていた新しいウェアラブルデバイスであるヘッドセット「Apple Vison Pro」も発表。約2時間を超える基調講演(例年は1時間50分前後)で発表された情報を簡単に振り返ります。

WWDC23: 17 big & little things | Apple

15インチ MacBook Airを発表

  • 重さは約1.5kg
  • MagSafe充電、Thunderboltポート×2、イヤホンジャックあり
  • カラーは4色展開。スペースグレイ、シルバー、ミッドナイト、スターライト
  • ディスプレイのベゼルは約5mm
  • ディスプレイは15.3インチのLiquid Retinaディスプレイ
  • M2チップを搭載
  • 256GBモデルが19万8800円
  • 512GBモデルが22万6800円
  • 本日(6月6日)より予約開始。6月13日発売。
Introducing MacBook Air 15” | Apple

「M2 Ultra」を発表。M2 Ultra搭載の「Mac Studio」「Mac Pro」も登場

  • M2 Maxの2倍のパフォーマンス
  • 製造プロセスは5nmプロセス
  • M2 Ultra搭載の「Mac Studio」が登場
  • 最大8K解像度の動画を240Hzで出力
  • M2 Ultra搭載の「Mac Pro」が登場
  • PCIe Gen 4対応の空き拡張スロットが6基ありカスタマイズ可能
  • Mac Studioは29万8800円から
  • Mac Proはタワー型とラックマウントの2種類の筐体
  • Mac Pro(タワー型筐体)は104万8800円から
  • Mac Pro(ラック型筐体)は109万8800円から

「iOS 17」を発表

  • 電話アプリに「ポスター」という新機能を追加
  • 着信時に連絡先ごとに設定したポスターを表示
  • 電話をリアルタイムで文字起こしする「Live Voicemail」を発表
  • FaceTimeで留守番メッセージを動画で残せるように
  • メッセージアプリで検索が進化
  • オーディオメッセージを素早く文字起こし
  • 安否確認の新機能「Check In」
  • メッセージアプリで新しい「ステッカー」
  • AirDropに「NameDrop」という新機能
  • iPhone同士もしくはApple Watchを近づけると共有できる
  • 大きなファイルの共有は、インターネット経由で
  • 「Autocorrect(自動修正)」がアップデート
  • ユーザーがタイプ入力するたびに精度が向上
  • テキスト入力を始めると予測テキストをインラインで表示
  • 「Jornal」という日記アプリが乙上
  • 日記により心身の健康を改善
  • 機械学習を活用してパーソナルライズされた候補を表示し日記のきっかけを作る
  • iPhoneを横向きで充電中の新機能「スタンバイ」
  • さまざまな時計のスタイル、写真、ウィジェットなどを表示
  • Siriのトリガーフレーズが「Hey Siri」から「Siri」に

「iPadOS 17」を発表

  • iOSのようにロック画面の編集が可能
  • ロック画面にウィジェット表示
  • ロック画面にライブアクティビティや複数のタイマーを表示
  • ヘルスケアアプリに対応
  • PDFの編集が簡単に
  • メモアプリでPDFの整理や注釈の記入が簡単に
  • ステージマネージャでウィンドウ一やサイズの柔軟性が往生
  • フリーボードで新しい描画ツールを追加

「macOS Sonoma」を発表

  • iOSとiPadOSで紹介した機能の多くはmacOSでも動作
  • ウィジェットが通知センターだけでなく、どこにでも配置可能
  • iPhoneが近くにあるだけで、Macにインストール不要でウィジェットを表示
  • Mac版「DEATH STRANDING DIRECTOR'S CUT」が発表
  • ビデオ会議機能が強化。プレゼンターオーバーレオやリアクション機能
  • Safariがメジャーアップデート
  • プライベートブラウズが大幅にアップデート
  • ウェブサイトのトラッキングやユーザーの特定を未然に防ぐ
  • 複数のアカウントで同じサイトにサインインして、アカウントをすばやく切り替えることが可能
  • ウェブアプリ作成機能で、好きなサイトをアプリのように利用

「watchOS 10」を発表

  • ウィジェットを表示するスマートスタックを追加
  • 2つの新しい文字盤
  • Bluetooth対応のサイクリングアクセサリと自動接続に対応
  • ライブアクティビティとしてiPhoneにも表示
  • コンパスアプリが、「モバイル通信に接続できる最後の地点のウェイポイント」
  • と「緊急電話に発信できる最後の地点のウェイポイント」の2つの新しいウェイポイントを自動的に生成
  • アメリカでマップアプリをアップデート。等高線や登山道を表示
  • デベロッパ向けに新しいAPI
  • テニスやゴルフなど、前腕と手首をひねる動きを分析可能に
  • マインドフルネスアプリで瞬間的な感情や気分を記録可能
  • 近視のリスクを低減するための「画面からの距離」機能

ヘッドセット「Apple Vision Pro」を発表

Introducing Apple Vision Pro
  • 空間コンピューティング
  • visionOSを搭載
  • アプリを好きな大きさで並べて表示することが可能
  • Magic KeyboardとMagic Trackpadに対応
  • ワークスペースを作ったり、Macの機能をVison Proにワイヤレスで組み込み可能
  • 2つの超高解像度ディスプレイ(2300万ピクセル)
  • 空間オーディオシステム対応
  • Apple Vision Proの環境に浸るかをDigital Crownで調整可能
  • 空間再現写真と空間再現ビデオで、過去の瞬間を追体験
  • FaceTimeが空間体験に対応
  • FaceTime通話で、通話に参加している全員を等身大で映し、見えている位置から話しかけられているかのように再現
  • 専用のApp Storeを用意
  • iPhoneやiPadで馴染みのある数十万のアプリもスムーズに動作
  • 目、手、声でコントロールが可能
  • 周囲とのつながりを保つための「EyeSight」機能
  • Apple Vision Proを装着しているユーザーに誰かが近づくと、ユーザーが相手を認識できるようデバイスから周囲が見通せるようになり、同時にユーザーの両目をデバイス上に映し出す
  • 電源接続時には一日を通しての使用が可能
  • 外部バッテリー接続時には最大で2時間使用が可能
  • 価格は3,499ドルから
  • 米国で2024年初頭から販売
  • その他の国や地域では2024年後半より販売開始