
Bloombergの報道によると、Appleは約7インチのディスプレイを搭載した新しい「ホームハブ」デバイスを2026年春に発売する計画だということです。当初2025年3月に登場予定だったものの、Siriの刷新遅延によりスケジュールが後ろ倒しとなっていました。価格は約350ドルを想定しています。

Appleが開発を進めているホームハブは、家庭内の家電や音楽、通話などを一元管理する中核デバイスとして位置づけられているようです。Bloombergによると、ハードウェア自体はすでに1年前に完成しており、約7インチの正方形ディスプレイを備えた設計とのこと。
当初は新しいSiri(よりパーソナライズされたSiri)のリリースと同時期である2025年3月の発表を目指していましたが、AI機能を中心としたソフトウェアの開発が遅延したことで、発表時期は2026年春に延期されたといいます。
ホームハブは2種類が存在し、コードネーム「J490」はスピーカーが一体型の卓上モデル、「J491」は壁掛け型として設計されているそう。どちらもFaceTimeカメラを内蔵し、ユーザーが近づくと自動的にインターフェースが最適化される認識機能を搭載。AmazonのEcho Showシリーズに似たアプローチで、利用者ごとにパーソナライズされた操作が可能になるとみられています。
また、2026年3月に登場予定の新Siriは、ChatGPTのようにウェブからの回答やアプリ内操作の精密な制御が可能になるとのこと。この新Siriの登場によって、ホームハブが真価を発揮する設計になっていると予測されています。価格は約350ドルで、現行のHomePodより約50ドル高い設定になる見込みです。