「iOS 15」アプリ間ドラッグ&ドロップのやり方を解説

「iOS 15」アプリ間ドラッグ&ドロップのやり方を解説

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iOS 15では「アプリ間のドラッグ&ドロップ」に対応しました。例えばSafariで表示しているページのテキストを、メモアプリにドラッグ&ドロップでコピペすることができます。やり方に少しコツがあるので、解説していきます。

iPhoneで「アプリ間ドラッグ&ドロップ」ができるようになった

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アプリ間のドラッグ&ドロップに対応

「iOS 15」および「iPadOS 15」で、アプリ間のドラッグ&ドロップに対応しました。この機能を使えば、直感的にアプリからアプリへ画像やテキストなどをドラッグ&ドロップで操作することができます。

ドラッグ&ドロップ

アプリ間のドラッグ&ドロップに対応するので、あるアプリから画像、書類、ファイルを選び、別のアプリへドラッグできます。

iOS 15 - 特長 - Apple(日本)

利用シーンはさまざまですが、例えば「写真」で複数の画像を選択して、「LINE」にドラッグ&ドロップして送信する、といった操作が簡単にできるようになっています。

実際にやってみると便利ではありますが、操作に少しコツが必要。またApp スイッチャーを利用するので、片手での操作が難しいという弱点も。

実際のやり方を解説していきます。

「iOS 15」アプリ間ドラッグ&ドロップのやり方

今回は「Safariで表示されているページから、テキストと画像をメモアプリにドラッグ&ドロップでコピペする」場合の操作を例に解説していきます。

① Safariでコピーしたいテキストを選択して1〜2秒長押し

うまくいけば選択したとテキスト部分が浮かび上がり、指の操作に付いてくるようになります。注意点は「指を離すと解除されてしまう」という点。最後まで指を離さないようにしましょう。

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ちょっとコツがいります。ポイントは1〜2秒待つこと

② コピーしたい画像をタップ

テキストが選択されている状態で画像をタップすると、画像もドラッグ対象に追加されます。複数の項目をドラッグしている場合、選択している数がバッジ表示されます。

③ App スイッチャーで「メモ」を起動

ドラッグ状態を維持したまま(指を離さないように注意しながら)、App スイッチャーを起動して(画面下を上にスワイプして)ドロップ先のアプリ(今回は「メモ」)を開きます。

App スイッチャーにドロップ先のアプリがない場合は、指を離さずにホーム画面に戻り、ホーム画面からアプリを起動させることでも同じことができます。

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画像も一緒に選択OK。マルチタスクが必要なので片手操作は難しい

④ メモアプリで挿入したい任意の箇所でドロップ

ドラッグ状態は維持されているので、ペーストしたい場所でドロップ(指を離す)でコピペ完了です。

 
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説明テキスト

写真アプリなどApple純正アプリでは問題なく利用できますが、他社製のアプリ(サードパーティアプリ)では対応できていないアプリもあります。

例えば「Safari→Notionにテキストと画像をコピペしたい」という操作は、Notion側が対応していないのでコピペできません。(記事公開時点)