「iOS 13.2」「iPadOS 13.2」パブリックベータが公開、iPhone 11向けに「Deep Fusion」を追加

「iOS 13.2」「iPadOS 13.2」パブリックベータが公開、iPhone 11向けに「Deep Fusion」を追加

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Appleは10月3日、「Apple Beta Software Program」に参加するテスター向けに「iOS 13.2 Public Beta」「iPadOS 13.2 Public Beta」の配信を開始しました。「iOS 13.2」では、iPhone 11向けに新機能「Deep Fusion」が追加されています。

「iOS 13.2」「iPadOS 13.2」パブリックベータが公開

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Appleは10月3日、「Apple Beta Software Program」に参加するテスター向けに「iOS 13.2 Public Beta」「iPadOS 13.2 Public Beta」を公開しました。

パブリックベータは「Apple Beta Software Program」は登録することで誰でも参加することができるベータテストプログラムですが、正式リリース版ではないので不具合が生じる可能性があります。インストールする前にはバックアップを取り、自己責任でテストに参加する必要があります。

iPhone 11シリーズ向けに「Deep Fusion」を追加

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Apple スペシャルイベントで発表された「Deep Fusion」

「iOS 13.2」では、Appleが今秋登場と予告していた「Deep Fusion」を追加。iPhone 11シリーズに搭載される「A13 Bionic」のNeural Engineを使った画像処理システムで、プレスリリースでは「写真のピクセル単位での処理、写真のすべての部分の質感、細部、ノイズの最適化を行う」と説明されています。

具体的には暗い室内での撮影で特に効果を発揮するといい、Smart HDRやナイトモードとは違った機能になります。

The Vergeによると、iPhone 11シリーズのカメラは明るさに応じて、レンズが自動的に適切なモードを選択します。

  • 広角レンズは、中程度から明るいシーンではSmart HDRを使用。中程度は薄暗いシーンではDeep Fusionを、暗いシーンではナイトモードを使用。
  • 望遠レンズは、主にDeep Fusionを使用。非常に明るいシーンでのみSmart HDRを使用。暗いシーンではナイトモードが優先されるため、望遠レンズは動作しない。
  • 超広角レンズは、Deep Fusionとナイトモードには対応していないため、常にSmart HDRを使用。

なおDeep Fusionはナイトモードと違い、動作していることが表示されません。またEXIFデータや写真アプリなどにも、Deep Fusionが動作していたかは確認することができないそうです。